小学校でのプログラミング必修化に向けて、家庭でもプログラミング教育を取り入れたい!
でも、数ある本・教材の中から、一体何から始めたらよいのか分からない。。。
そんな保護者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初めてプログラミングに触れる子どもにおすすめの本をご紹介します。
また、番外編として保護者や先生に向けておすすめの本もご紹介しています。
2019.09.29追記
番外編で紹介している「IT用語図鑑」が2019.10.3まで無料で全文公開されています!気になる方は、ご覧になってください。
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CodeZine:『IT用語図鑑』を10/3まで無料で全文公開、教養として知っておきたい用語が満載の1冊
また、アプリ版もリリースされています(100個のキーワードは無料。全キーワードの閲覧にはアプリ内購入が必要)
プログラミング的思考・アルゴリズムを身につけるためにおすすめの3冊
「アルゴリズム」とは、問題を解決するための具体的な方法や手順(やり方)のことをいいます。プログラミングに限らない用語ですが、プログラミングでももちろん重宝される知識です。
「プログラミング的思考」と並んで、これからの子どもにとって大切な知識だと思います。
※「プログラミング的思考」≠「アルゴリズム」のようです。個人的にはすごく似ていると思うのですが。
初めてのお子さまに「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」
「ルビィのぼうけん」は、ルビィという女の子のぼうけん(宝石集め)を通して、「プログラミング的思考」を絵本で紹介しています。
筆者は、フィンランドの女性プログラマー、リンダ・リウカスさん。
子どもがプログラミングを学ぶ糸口となるよう、クラウドファンディングにより資金調達し、絵本を完成させました。
前半の「絵本パート」と、後半の「練習問題パート」を通して、プログラミングに必要な考え方を自然と身につけることができます。
対象年齢は5歳からとありますが、小学校高学年以上のお子様におすすめ。大人が読んでも勉強になりそうです。
プログラムに興味を持ち始めたら「アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム」
プログラミングにはかかせない知識「アルゴリズム」がイラストで分かりやすく図鑑になっています。
「アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム」は、なんと無料アプリ(一部有料)もあって、アプリ版はアニメーションで理解できます。本も分かりやすいですが、アニメーションだとより理解が深められると思います。いくつかのアルゴリズムのみという制限はありますが、初めは無料ダウンロードのため、気になる方は試してみてください。
もう一歩進みたい子には「見て試してわかる機械学習アルゴリズムの仕組み 機械学習図鑑」
これからは、あると重宝されそうな知識。機械学習のアルゴリズム。
オールカラーの図が掲載されていることで、複雑で分かりにくい機械学習アルゴリズムもわかりやすくなっています。
また、仕組みだけでなく実際の使い方や注意点も分かるため、実務で機械学習に携わっている大人にもおすすめです。
子どもの場合、小中高の学生でも特にプログラミングに興味あるお子様向けとなっています。
ビジュアルプログラミングにおすすめの4冊
ビジュアルプログラミングが気になっているので、親子で楽しみたい!
そんな方におすすめの楽しみながら学べる本をご紹介します。
ゲーム好きにはこれ!「親子で一緒につくろう! micro:bitゲームプログラミング」
◆小学校5年生~
教育用コンピューター「micro:bit」を使い、5つのゲーム作りを通して、プログラミングの基本知識やmicro:bitの操作を学びます。
子どもも大人もゲーム好きは多いですよね。
「ミニアクション」「リズム」「シューティング」などのゲームプログラミングなら、楽しみながらプログラミングやコンピュータの知識が身につきそうです。
前作には『手づくり工作をうごかそう! micro:bitプログラミング』があるので、工作好きにはそちらもおすすめです。
Scratchを始めるなら「使って遊べる!Scratchおもしろプログラミングレシピ」
米国MITによって開発された、教育用プログラミング環境の「Scratch」。
難しいテキストコーディングの記述は不要で、カラフルなブロックの組み合わせにより、プログラミングします。
「使って遊べる!Scratch」の名の通り、ゲームや写真加工風アプリまで、「遊べる使える」全15作品が紹介されています。
中にはmicro:bitとつなげて遊べる作品も紹介されているので、micro:bitを使ったことのあるお子さまは、より楽しめると思います!
もちろん、初めてのmicro:bitにも!
難易度はさまざまなので、段階を踏んでステップアップできます。
「親子で楽しく学ぶ!マインクラフトプログラミング」
『Minecraft(マインクラフト)』は、ブロックを配置した世界で、冒険やものづくりを楽しむゲームです。
小学生のためのプログラミングスクール「Tech Kids School」により作成された「親子で楽しく学ぶ!マインクラフトプログラミング」は、Tech Kids Schoolで人気の高い内容をピックアップして紹介されています。
親子で楽しみながらプログラミングを学べます。
マインクラフトをもっと楽しみたいなら「もっとあそびつくそう!マインクラフトMODわくわくガイド」
ユーザーが作成したマインクラフトの拡張機能「MOD」を利用して、もっとマインクラフトをあそびつくそう!という一冊。
マインクラフト初心者というより、経験者向けの一冊なので、初めてのマインクラフトには「親子で楽しく学ぶ!マインクラフトプログラミング」がおすすめです。
(番外編)保護者・先生におすすめの4冊
プログラミング教育必修化というけれど、プログラミングとかITとかよく分からない。
そんな保護者の方や先生方におすすめの本をご紹介します。
アンプラグド事例を紹介「コンピューターを使わない小学校プログラミング教育 “ルビィのぼうけん”で育む論理的思考」
コンピューターを使わずにできる(アンプラグド)プログラミング教育の具体的な事例が紹介されています。
小学校のプログラミング教育がどのように進められるのか気になる保護者、進め方を悩んでいる先生に向けた一冊です。
「プログラミング教育が変える子どもの未来 AIの時代を生きるために親が知っておきたい4つのこと」
「プログラミング教育」という言葉はできたものの、学校という現場での教え方は確立されていない状況。
また、その教育を受けていない保護者としては、子どもにどのようなサポートをしたらよいか、とまどいが隠せません。
そんな保護者や先生に、「プログラミング教育」について知っておきたい情報がまとめられています。
「数学大百科事典 仕事で使う公式・定理・ルール127」
学生の頃に勉強したけれど、実生活で使わないと忘れてしまう。
そんな経験はよくあると思います。
数学もその一つ。
「数学大百科事典 仕事で使う公式・定理・ルール127」では、仕事で使う数学の辞典。
子どもに、なぜ数学の勉強が必要なのか?を尋ねられた時の答えも見つかるかもしれません。
IT用語を身につけたいなら「IT用語図鑑 ビジネスで使える厳選キーワード256」
IT用語には、普段の会話やニュースで出てくるけれど、本当の意味はいまいち分からない。
そんな用語が、きっと1つ2つ(それ以上?!)あると思います。
「IT用語図鑑 ビジネスで使える厳選キーワード256」では、ITの専門知識がない人でも理解できるように、イラストを用いて分かりやすく解説されています。
子どもに質問されたときに、さらっと答えられるかっこいい親目指して!
または、すっとこの本を手渡せるように(笑)、そんな一冊です。
まとめ
本は数が多いので、選ぶのが大変ですよね。
本屋でどれにするか悩むのもまた楽しいですけれど!
ただ、子どもが小さいうちは本屋に行く時間がなかなか取れない。。
そんなママ(パパ)には、電子書籍がおすすめです!
私はKindleを使用していますが、他にも楽天Koboとか様々な電子書籍があります。
電子書籍だと、自宅で本を探せて、購入までできます。しかも、サンプルをダウンロードできる書籍も!(全ての本が電子書籍化されているわけではないですが、小さな書店へ行くよりは多くの書籍が探せるはずです)
Kindleの場合、無料アプリのダウンロードとAmazonアカウントの取得で、すぐに利用できます。
重い本は持ち歩くときに軽くていいですし、子どもが小さいうちは荷物が多いので特に便利です。
とはいえ、紙の本にも良さがあるのでケースバイケースですが、気になる方はお試しください。
子どもと自分にあった本を見つけて、楽しくプログラミングについて学べるとよいですね。