「ビジネス書大賞2019」大賞を受賞した「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」。
この本で話題になったのが『読解力』です。
『人間がAIに勝つためには「読解力」を磨くしかない』(週刊文春 2018年04月12日号掲載)
SNSの普及により、簡単な入力や絵文字で会話が成り立ってしまう今、子どもの読解力低下は、家庭での生活環境も関係があります。
今回は、これからの子どもに必要な「読解力」を高めるために、家庭でできることをまとめてみました。
- 子どもに、これからの社会で生き抜く力を身につけてあげたい
- 「読解力」が気になっている
- 親が読書好きなので、子どもにも本をたくさん読んであげたい
もくじ
読解力とは?
読解力(どっかいりょく、英:reading comprehension)とは、一般的には文章などを読み解く能力を指す。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「文章を読み解く」とありますが、日常会話で相手が何を伝えようとしているか理解する力も読解力です。
読解力がないと相手の言いたいことが正しく理解できず、日常生活はもちろん、仕事でも正しく認識できずに誤解が生じる原因となります。
そのため、読解力は人生において重要な力の一つ。幼児期から、ぜひ高めておきたいですね!
読解力を高めるために、家庭でできることは?
読解力を高めるには、まず読書を習慣付けることが大切。
この読解力。2015年の国際的な学習到達度調査(PISA)で日本は8位(全72か国)。
同年の1位はシンガポールですが、2000年・2003年の1位の他、毎回上位にいるのがフィンランド。
フィンランド教育は、書籍にもなっています。
本をたくさん読んで、正しい言葉を身につける。でもそれだけでは不十分で、内容を理解して人に伝え(要約)たり、自分の考えを表現したりすることで、より読解力が高まるようです。
まずは語彙力を高めるために、家庭では読書を習慣づけられるようにサポートしてあげましょう。
幼児期には絵本の読み聞かせがおすすめ!
幼児期は親子一緒に絵本を読むことで、本の楽しさが伝えられるとよいですね。
絵本を色々読んであげたいけれど、そんなにたくさん買えないし、毎回図書館もちょっと大変。そこで、ここでは絵本の読み聞かせにおすすめのアプリをご紹介します。
森のえほん館
500冊以上の絵本が、定額で読み放題となるアプリです。
初めは無料トライアル期間が7日(だったかな)あります。
対象年齢は6か月~6歳で、様々なジャンルの絵本が提供されています。
森のえほん館の特徴は、なんといっても絵本の数。しかも、毎月更新されているようで、飽きずに楽しめそうです。これだけあると、毎日選ぶのが楽しくなりますね!
ディズニーマジカルえほん
ディズニー好きにおすすめのアプリは、この「マジカルえほんワールド」。
ディズニーの名作で、えほんとパズルが楽しめるアプリです。
月額読み放題コースもありますが、無料でも絵本は3冊、パズルは1つできます。
無料の絵本は「シンデレラ」「バンビ」「Mr.インクレディブル」(2019/06/30現在)
絵本には英語モードもあり、音声も流れるので、英語教育にもおすすめです。(子どもによっては、英語だと読んでもらえないかもですが)
実際に見るとわかるのですが、絵本はアニメーションで蝶々が飛んだり、モノが動いたりするので、大人でも楽しいです!
知育アプリPIBO
300冊以上の絵本が読み放題のアプリ「PIBO」。
こちらも他2つと同様、読み聞かせ音声付の定額制。
PIBOの特徴は、年齢で絵本の検索ができること。
やはり検索機能は大事ですよね。これがあるので、ある程度自分の子どもにあった絵本を絞って探すことができます。正直、とても使いやすい!
番外編:絵本ナビ
アプリではないけれど、国内最大級の絵本情報サイト「絵本ナビ」。
試し読みの冊数は、1冊丸ごとがなんと2,200冊以上!一部お試しは8,700冊以上!!
数ある絵本の検索を、
- 種類別(音の出る絵本 / 紙芝居 / 図鑑。。等)
- 年齢別(0~12歳まで1歳毎と大人)
- テーマ別(クリスマス / 美味しそう / しかけ絵本 。。等)
- シリーズ別
- 著者別
- 出版社別
と、色々な方法で検索できるのもおすすめ!
気に入った絵本はそのまま購入でき、(税込)4,999円以上なら送料無料です。また、絵本以外に一般書も合わせて購入することができますよ!
ドコモユーザーでdポイントが貯まっている方は、それを使うこともできます。私はそれで娘に絵本を2冊ゲットしました!今はドコモユーザではありません。。。
年齢別にギフトセットも用意されているので、絵本をプレゼントしたくて悩んでいる方は参考になりますよ。(もちろんそのまま購入もできます)
絵本キャラクターのグッズも豊富で、しましまぐるぐるの収納ボックスやはらぺこあおむしの積み木など、店舗ではあまり見かけないグッズがおすすめです!
家庭で親子の会話を楽しもう!
幼児期だけでなく、学校に通うようになってからも大切なことは「家庭での会話」。
読解力と何が関係あるの?と思うかもしれませんが、相手に自分の意見を伝えることは意外と難しいもの。
今日学校で何が楽しかった?どんなニュースに興味を持った?など、話題は何でもOK。
1日の中で少しでもいいので、子どもの話に耳を傾けて、ゆっくり会話する時間を作りたいですね。
子どもとの時間を大切にして、読解力も高めよう!
子どもが幼いうちは絵本の読み聞かせをして、読み終わったらぜひ一緒に感想を話し合ってみましょう!ささいなことでも、子どもの考えを聞くことが始めの一歩。
子どもとの時間を大切にすることが、子どもの読解力を高めることにつながる。家事に仕事に子育てに。毎日追われて忙しいけれど、全て大切な子供のため。ぜひ親子の時間を作ってみてくださいね。