プログラミング教育必修化に向けて、幼児期から何かしてあげたい!
と、つい早期教育を考えてしまうのが親心ってものですよね。
幼児期からのプログラミング教育を考えている方におすすめなのが、プログラミングおもちゃです。2020年のプログラミング教育必修化を受け、プログラミングおもちゃの種類も増えています。きっと、子どもが気に入るプログラミングおもちゃも見つかるはずですよ。
本記事では、幼児期の小さなお子様でも興味が持てるように、ロボットのプログラミングおもちゃをご紹介します。主に、年齢が3歳~5歳の幼児におすすめするおもちゃを集めています(小さなパーツには要注意)。始めは普通のおもちゃとして、成長したらプログラミングおもちゃとして。プログラミングおもちゃは1つの値段が高いので、できるだけ長く遊んでもらえるおもちゃを選びましょう!
- プログラミング教育に興味がある方
- 子どもが未就学児(幼児)、または周りに教室がなくプログラミング教室には通えない方
- 子どもにはプログラミング(的思考)に興味を持ってほしい方
- 子どもと一緒に楽しくプログラミング教育に取り組みたい方
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もくじ
幼児期にプログラミングおもちゃをおすすめする理由
幼児期にプログラミングおもちゃをおすすめする理由は3つ。
- プログラミングおもちゃは、自宅で家族と一緒に楽しめるから
- プログラミングおもちゃは、文字が読めなくても感覚的に操作できるから
- プログラミングおもちゃは、スマホやタブレットなしで楽しめるおもちゃもあるから
幼児期はプログラミング教室やロボット教室に通わせることが難しい(幼児を対象としたプログラミング教室は少ない)ので、家庭での遊びの中で自然にプログラミング的思考を意識してもらえると嬉しいですよね。
まだまだご両親と一緒に遊んで甘えたい盛りの幼児期。一方、家事に仕事に忙しく、子どもと一緒に遊ぶ時間が限られている親の日常。
プログラミングおもちゃを上手に使うことで、子どもと一緒の時間を「遊び×学習」両立して、家庭で楽しくプログラミング教育しましょう!
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幼児期にプログラミングおもちゃを選ぶポイント
幼児期にプログラミングおもちゃを選ぶポイントは3つ。
- 子どもの好きなこと(ブロック・パズル・ロボット等)に合わせて選ぶ
- スマホ・タブレットの使用有無を調べて選ぶ
- 使用人数(兄弟・姉妹と使うのか)を考えて選ぶ
ポイント① 子どもの好きなことに合わせて選ぶ
プログラミングおもちゃは、普段おもちゃを選ぶ時と同じように子どもが好きなこと(ブロック、ロボット、パズル等)に合わせて、選んであげましょう!評判が良いからと親目線で購入しても、子どもが気に入らなければ残念な結果になります。特に幼児は好き嫌いがはっきりしているので、好きでないものは全く見向きもしてくれません。。。(経験あり)
ポイント② スマホ・タブレットの使用有無を調べて選ぶ
また、子どもの視力低下が問題になっている昨今。幼児期のスマホ・タブレット使用は極力減らしたいところですね。お出かけ時や家事の間にスマホ・タブレットのお世話になるご家庭はあると思います。そこで心置きなく使用するために、おもちゃでは使用しない。または普段使わないからおもちゃで使っても問題ない。など、プログラミングおもちゃのスマホ・タブレット使用有無は事前に調べておきたいところです。
ポイント③ 使用人数を考えて選ぶ
選んだプログラミングおもちゃは何人で遊べるのか。一人っ子ならあまり気にする必要はないでしょうが、兄弟姉妹がいるご家庭だと、一緒に使えるのか・人数分用意するものはあるのかなども考えておきましょう!
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幼児期におすすめのプログラミングおもちゃ①:木のぬくもりがうれしいロボットおもちゃ
それでは早速、プログラミングおもちゃのご紹介です。
まずはロボットのイメージが変わる、木製のロボットおもちゃをご紹介します。
幼児には特に、安全でぬくもりが感じられる木のおもちゃは人気高いですよね。
イギリス開発の木製ロボット「キュベット」
イギリスのPrimo Toys(プリモトイズ)社が開発した「キュベット」。
3歳から遊べるプログラミングおもちゃで、木製のロボットです。
2017年度のグッドデザイン賞、キッズデザイン賞、Amazon知育玩具学習大賞(プログラミング部門賞)を受賞しており、知育玩具でありながら、そのデザイン性にも注目が集まっています。
また、2018年度にはグッド・トイを受賞しています。
グッドデザイン賞、キッズデザイン賞、グッド・トイの各受賞概要にもありますが、「キュベット」が3歳からでも遊べる理由は、言語やスクリーンを使わないことです。読み書きを身につけていない小さな子供にも、視力・睡眠への影響を心配せずに遊ばせてあげられます。
じゃあ、何を使うかというと、次の4つ。
- キュベット - 木製ロボット。
- ブロック - コーディング用。1ブロック=1コマンド(処理)でキュベットを動かす
- ボード - この上にブロックをはめる。
- マップ - あると一層楽しみが広がります。なくても遊べます!
ブロックはカラフルで、形も色ごとに違います。
発想豊かな子供たちは、自由に組み合わせて遊びながら、感覚的にプログラミングの概念を学べると思います。
日本生まれの木製ロボット「PETS」
日本の(株)デザイニウムが開発した「PETS」。
「キュベット」同様、3歳から遊べる木製ロボットです。
スクリーンを使用せずに、「1ブロック=1コマンド」として操作するところは、「キュベット」と同じ。
大きく違うところは、ブロックをロボット(PETS)本体に組み込むところです。
※正確には本体というか背中ですね
「プログラムを組み込むもの=動くもの」のため、より直感的に操作できそうです。
「PETS for Home」は家庭で組み立てることができます。
お子さんと組み立てる過程も楽しめますね!
組み立てはちょっと。。。という方には、少し金額は上がりますが、組み立て済のものが販売されています。実は、個人的には完成品がいいです(笑)
※「PETS for Home」は自分で組み立てるタイプのものです。
完成済希望の方は、注意してご購入ください。
幼児期におすすめのプログラミングおもちゃ②:自作で動かせるロボットおもちゃ
自分で作ったロボットが動いたら、びっくり&嬉しいですよね。
ブロック作成好きにおすすめのロボットおもちゃです。
レゴ®好きは、自作ロボットを動かそう!「レゴ(R)WeDo2.0 for home by アフレル」
多くの家庭で慣れ親しまれている、レゴ®ブロック。
「レゴ WeDo2.0 for home by アフレル」を使うと、いつも遊んでいるブロックの延長で、プログラミングが学べます。
子供にとっては、
普段遊んでいるブロックが動く ⇒ 嬉しい!
の喜びで、「学び」の意識はなく遊びながら自然に学習ができそうです。
また、口コミにもありましたが、兄弟がいると2人、3人。。を同時にプログラミング(ロボット)教室に通わせるのは様々な面で大変ですよね。
その点、「WeDo2.0 for home」のように家庭でできるロボット教材なら、自宅で兄弟そろって使用でき、経済的にも親の送迎的にも助かります!
さらに、アフレルの教材には、プログラムを学ぶためのワークブックも付属されています。
各課題には難易度とかかる時間が記載されているので、やり易い課題を選んで取り組んでいけますね。
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体パーツを組み替えて楽しもう!「コード・A・ピラー」
ブロック作成ではないですが、体パーツを長くしたり、短くしたり。
アメリカのフィッシャープライス社が開発した「コード・A・ピラー」。
フィッシャープライス社は創立85年以上の乳幼児玩具メーカーです。
同社の赤いロゴマークは、おもちゃ売り場で一度は見たことがあるのではないでしょうか。
「コード・A・ピラー」の体部分は、「前進」「右折」「左折」等の命令パーツ。パーツ同士はUSB端子で接続されています。
2017年には日本おもちゃ対象の「エデュケーショナル・トイ部門」を受賞しています。
イモムシ型のデザインがかわいいですね。
幼児期におすすめのプログラミングおもちゃ③:迷路(コース)作りが楽しいロボットおもちゃ
ロボットおもちゃでありながら、迷路(コース)作成も楽しめるおもちゃです。
ネズミ型のカラフルなロボット「Code & Go ロボットマウス」
アメリカのLearning Resouerces社が開発した「Code and Goロボットマウス」。
迷路を組み立て、ロボットマウスがゴールできるようにプログラミングするものです。パソコンやタブレットは必要ありません。
対象年齢は4歳以上となっていますが、始めは少し難しいかもしれません。
プログラミングと書きましたが、何か難しいコードを書くのではなく、スクリーンに向かって操作するわけでもありません。
操作は簡単。ロボットマウスの背中のボタンを押すだけです。
あらかじめ、背中のボタンと同じ色の矢印が書かれた、コーディングカードというものを、動かしたい順番に並べておきます。その通りに、ロボットマウスの背中のボタンを押すだけ。それだけです。
文字だと何言ってるの?!なので、下の動画が分かりやすいです!
https://youtu.be/U4ktPBNNw60
迷路を作ることは、好きな子も多いのではないでしょうか。
そこからゴールを決めて、ロボットマウスをどうやって動かしたらゴールにたどり着けるか。コーディングカードの並びを考えるところがポイント(プログラミング的思考を鍛える部分!)ですね。
間違えて、ロボットマウスが道を踏み外しても、壁に衝突してもいいんです!
その時は、「ぶつかっちゃったねー!」と楽しみながら、どこが違ったのかをぜひ一緒に考えてあげてください。トライ&エラーは大事です。子供時代は大いに失敗し、やり直すことが大切だと思っています。
表情豊かな?!おともだちロボット「alilo(アリロ)」
日本の(株)アーテックが開発した、プログラミングロボット「alilo(アリロ)」。
(株)アーテックは、創立50年以上の学校教材・教育玩具メーカーです。
アリロの他にもアーテックブロックの開発や、プログラミング教室・ロボット教室向け教育事業を行っており、2018年にはロボットプログラミング教育を推進したとして、「ものづくり日本大賞」で人材育成支援部門の特別賞を受賞しています。
使い方は「Code & Go ロボットマウス」と似ていて、アリロも始めにコースを作ります。続いて、走らせたい順番(命令)をアリロにボタンで指示(プログラミング)します。あとはアリロを走らせるだけです。
アリロのすごいところは、スマホやタブレットを使っても動かせるところです。
- 声で動かす
- プログラミングで動かす
- コントローラーで動かす
- コースを描いて動かす
声で動かせると、小さなこどもは友達ができたかのように喜びそうですね!
また、ビジュアルプログラミングも興味がある!という保護者の方には、ボタン操作とビジュアルプログラミングのどちらでも操作できることは魅力ではないでしょうか。
小学生以上のお子様向けですが、
アーテックが展開するプログラミング教室では、体験授業も受付中です!
世界最小のプログラミング教育ロボット「Ozobot(オゾボット)」
「Ozobot」は、直感的にプログラミング体験ができる世界最小のプログラミング教育ロボット。明光義塾で教材として使われたり、放送大学で小学校教員向けにプログラミング教材として紹介されるなど、教育の場でプログラミング教材として選ばれているロボットです。
本体底面にあるセンサーで色と線を識別するので、紙やスマホ、タブレットに描かれた「赤、青、黒、緑」色の線の上を辿って動きます。
紙とペンを使ってプログラミング的思考力を養えるので、世界中の教育現場でプログラミング教材として使われています。
2018年にはキッズデザイン賞を受賞しています。
OzoBlockyという、Webブラウザから使えるOzobot用プログラミングツールを使うことで、ビジュアルプログラミングも学べます。
アイアンマンバージョンもありますよ。
丸いフォルムが可愛らしい「mTiny(エムタイニー)」
「mTiny」は、楽しく直感的にプログラミング感覚を身につけられるプログラミングおもちゃ。
パンダの顔をした「mTiny」は、パンダの形をしたタッチペンで付属の教材をタッチすることで操作できます。mTinyとタッチペンは、どちらも食器等に使用されるシリコンで作られていて、形も角がなく丸いフォルムなので安全。これなら未就学児にも安心して遊んでもらえますね。(対象年齢は4歳以上)
「mTiny」は様々な表情を見せたり、付属で着せ替えマスクがついていたりと、小さな子どもが喜びそうなポイントもたくさん!同梱されている地図パネルは表裏でデザインが異なるので、より創造力を発揮して遊べそうです。
また、ピアジェの認知発達理論に基づいて設計されている点も、mTinyのポイントです。
番外編「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」
ロボットではないけれど、迷路(コース)作成ということで。
「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」は、コースを決めて、車に出す命令(タグ)を考え、実際車にタグを読み込ませる(プログラミング)おもちゃ。
「Code & Go ロボットマウス」「alilo(アリロ)」と使い方は似ていますね。こちらの「プログラミングカー」もパソコンやタブレットは使わずに遊べます。
違うのは、付属されているマップ。ここには実生活に出てくるような「えき」「パン屋さん」などのイラストが描かれているため、スタート⇒ゴールを設定する際に、ここを通って。。。というイメージが作りやすいですね。
2018年には日本おもちゃ大賞「エデュケーショナル・トイ部門」を受賞しています。
はじめてのプログラミングカーは、アンパンマンバージョンが2019年10月24日に発売されました!
そしてこの「はじめてプログラミング!どの道とおる?アンパンマンドライブカー」は日本おもちゃ大賞2019の共遊玩具部門で優秀賞を受賞しています。
アンパンマン好きの子どもには、こちらのプログラミングカーが良さそうですね。うちの娘も絶賛第二次アンパンマンブーム到来中(*´ω`*)
まとめ:幼児期はプログラミングおもちゃを上手に使って、プログラミングに興味を持ってもらおう!
今回は幼児向けのロボットプログラミングおもちゃをご紹介しました。
プログラミングおもちゃは、使い方次第で子どものプログラミングへの興味を促してくれます。子どもにはプログラミングおもちゃとの相性があるので、子どもの「好き」に合ったおもちゃを上手に選んで、楽しくプログラミングの概念を身につけてもらえると嬉しいですね。